安田記念（２）

どんな馬が来てもおかしくないレースだと昨日書きました。それでも人気になりそうな馬達を比較検討していかなければ答えには近づけません。
まずは前哨戦京王杯スプリングカップ組とヴィクトリアマイル組との比較から始めましょう。
京王杯ＳＣ
１着ストロングリターン57Ｋ　1.20.2
２着シルポート58Ｋ　同タイム　ハナ差
３着ジョーカプチーノ58Ｋ同タイム　クビ差
安田記念は58Ｋになりますから全馬同じくらいのレベルと見るべきでしょう。人気は勝馬で上り馬のストロングリターンになるのでしょうが・・・。
このレーススロー（前半３Ｆ35.0）で流れて上り勝負に持ち込んでいます。シルポート得意のパターンですね。同じく上り馬メキメキ力を付けているシルポートにはあまり良くないデータを一つ披露しておきますと、前走で逃げた馬の安田記念の成績は0-1-0-21（２０年データ）となり優勝馬は出ていません。シルポートを切り捨てられそうなデータです。
次はヴィクトリアマイルのアパパネです。
１着アパパネ55Ｋ　1.31.9　（上り３Ｆ34.3）で優勝しています。
単純に比較して京王杯組みは後１Ｆ（200Ｍ）を11.7で走れば良いことになります。
下記に両レース及び昨年のラップタイムを書いておきますが、オウケンサクラの玉砕的な逃げが優秀なタイムを産む材料になってますから、安田記念の逃げペースを想像する事が特に重要になってきます。シルポートがもし逃げるのであれば京王杯よりは早いペースになるでしょうが、Ｖマイルのようなことにはならないと思います。
アパパネのタイムをそのまま昨年の安田記念に置き換えると４着～６着のタイムになります。斤量の事（1Ｋ増量）を考慮すれば・・・？？？になってきますね？
この辺りが安田記念の面白いところかもしれません。
昨年は今回も登場してくるエイシンフォワードが、かなりのペースで引っ張っています。この馬の出方も要注意ですね。

京王杯　12.4-11.0-11.6-11.4-11.0-11.2-11.6　　　　　　1.20.2
Ｖマイル 12.0-10.6-10.9-11.1-11.3-11.6-12.0-12.4　1.31.9
昨安田　12.0-10.7-10.9-11.3-11.4-11.3-11.7-12.4　1.31.7
少しは見えてきたような気になってます。
がここからが難解になってきますよ、がんばりましょう。

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