天皇賞春 2014 考察(3)
2014「天皇賞春」
天気予報では日曜日の京都競馬場は「晴れ時々曇り」、もう週末まで雨の心配は無さそうです。
超高速馬場で行われそうな今年の「天皇賞春」、考察も(3)まで来ました。
昨日のブログで記載しました位置取り表から掴んで戴けましたでしょうか。
高速決着した時の「位置取り」の大切さを。
(昨日のブログは左リンクからお読みいただけます)
優勝馬「ディープインパクト」レコードが出た06年から、07年3.14.1、12年3.13.8、13年3.14.2
の4年間をピックアップしてください。
読者皆様のために再掲載しておきますと。
年馬場状態・コース・勝ちタイム・コーナー位置(1・2・3着)・後ろは上がり3Fタイム・F平均(200M平均タイム)
13年良C 3.14.2 07-03-02(36.2)、09-06-02(36.4)、11-10-04(36.5) 12.138
12年良C 3.13.8 02-01-01(36.5)、07-07-05(34.0)、12-12-12(33.5) 12.119
07年良D 3.14.1 09-06-02(34.7)、07-06-04(34.6)、06-06-10(34.4) 12.131
06年良C 3.13.4 14-04-01(33.5)、05-04-02(33.7)、15-10-05(34.3) 12.088
この4年間が高速馬場での決着となっています。
優勝馬の位置取りを確認してください。4年間全てが4コーナーで1番手または2番手で通過していることが見て取れます。
すなわち馬場が速くなればなるほど、前に付けていなければ「戴冠」出来ないことが解ります。
2着馬は5番手まで、しかも優勝馬を上回る3Fタイムでなければ難しく、3着だけが後ろからでも突っ込んでいることになります。
今年の推理ヒントもこの辺りに潜んでいるように思われますがどうでしょう?
この「天皇賞春」を本気で狙っている陣営はすでに前走でその予行演習を済ませている陣営ではないでしょうか。
乗り替わりになる12「ウインバリアシオン」は前走中山日経賞で12--11--3、3F33.9(1位)、捲ってはいますが4コーナーでは3番手まで押し上げメンバー最速の上がりを記録しています。
同馬は同じく高速決着だった昨年、上がり3Fはメンバー最速33.5でしたが、位置取りが12--12--12と悪く、条件に合致していませんでした。
陣営はこれをしっかり勉強してきていることが窺がえます。かなり本気で獲りに来ていますね。
8「ゴールドシップ」は前走阪神大賞典で優勝したG1「宝塚記念」と同じように先行させています。
宝塚記念が4--3--4だったのが、今回は2--2--2、上がり3Fも当然メンバー最速34.5でした。
ただし8「ゴールドシップ」の場合、阪神では好成績を挙げられるのに、京都では結果が出ていません。乗り替わる「ウイリアムズ」騎手はともかく先行させて持たせてしまう剛腕。前走と同じような先行戦術なら当然圏内には必要となりそうです。
前走の休み明け5着で人気を落としそうな7「フェノーメノ」ですが、戦法は「先行」、「ウインバリアシオン」には0.5差をつけられましたが、58K対56Kだったことを加味すれば決して侮れない初戦だったと思われます。昨年が7--3--2の位置取り、日経賞が3--3--3、急坂のある中山で58Kは大きなハンデキャップだったのではないでしょうか。
デフェンディングチャンピオンとしては負けるわけにもいかず、人気が下がってくれることは他の陣営より気楽な立場で挑めそうで、面白い馬になりそうです。
同じく長距離自慢の18「デスペラード」は人気薄の馬に乗せれば必ず何かを仕掛けてくる「横山典」騎手と合わせて気になる存在です。
G2「京都記念」稍重馬場だったとはいえ、大本命「トーセンラー」を「トーセンラー」が庭としている京都競馬場で下した訳ですから、ここに入っても注意が必要な気がします。
優勝したG2「ステイヤーズS」が5--5--5の位置取り、前走G2「京都記念」が1--1--2、逃げて差し返したところに魅力を感じます。同じペースで走り切れるところが同馬の「売り」でしょう。
「バンデ」の出走が叶わなかった今回、前々での競馬も視野に入れる必要を感じます。
ネオユニヴァース産駒は0--0--0--3、全く歯が立っていませんが、母父馬は「トニービン」、高速決着した06年の「リンカーン」は父サンデーサイレンス、母父トニービン、騎手はそう横山典Jでしたね。
11「ラストインパクト」、ディープインパクト産駒は人気薄の馬の方が先着することが多いように感じます。昨年2着した「トーセンラー」は母父ミスプロ系Lycius、同馬は同じくミスプロ系ティンバーカントリー、母父は長距離戦で結果を残している馬が多いです。
絶好調の川田騎手が当然戦法も考えてきそうで、注意が要りそうです。小倉大賞典のように途中から先頭の競馬なら面白いのですが・・・・。
京都で前に付けて結果を残してきている馬では3「サトノノブレス」もそうですね。
前走G2「阪神大賞典」では2番人気に推されましたが1.6差4着、しかしG1「菊花賞」では7--6--4で2着、年明けG2「日経新春杯」では逃げて1着、こちらも京都なら前々でレースが出来そうです。
このほか15「アドマイヤラクティ」も前走G2「阪神大賞典」で5--5--3、2着と先行して結果を出していますし、10「フェイムゲーム」も前走長距離戦G3「ダイヤモンドS」では11--7--2、と4角2番手の競馬をしています。注意は要りそうです。
◎14「キズナ」の名前が出てきませんね。
名手武豊Jは今まで必ず予行演習を行っています。多分陣営のローテーションが決まった時点で声をかけられている筈ですから、前走の「大阪杯」の走法には疑問が残ります。
あの「ディープインパクト」でさえ前走のG2「阪神大賞典」では6--6--4--2、4角2番手の競馬を武豊騎手は経験させていました。
ところが今回G2「大阪杯」の競馬では8頭立てのレースで4角8番手、確かに素晴らしい末脚(3F33.9)でしたが、距離も2000M、シュミレーションとは言い難いレースだったと思っています。
実力が実力ですから、あっさり勝ってしまう可能性は否定しませんが、「何かが違う」気がしています。あるいはここが目標のレースではないのかもしれませんね。
距離も問題にされるところですが、SS系ディープインパクト×ND系Storm Catなら「ウインバリアシオン」と同じ血統系統SS系ハーツクライ×ND系Storm Bird、問題なさそうに思われます。
本日は昨日記載しました位置取り表から高速馬場になった場合のレースを抜き出し、その辺りの位置で競馬が出来そうな馬を探してみました。
例年に比べてメンバーが一段強くなっている気がしますが、すんなりとは行かないのがこの「天皇賞春」、1番人気が頼りにならない事も解る気がしますね。
最終、<有力馬・穴馬>は土曜日競馬終了後掲載予定しています。ご期待ください。
天気予報では日曜日の京都競馬場は「晴れ時々曇り」、もう週末まで雨の心配は無さそうです。
超高速馬場で行われそうな今年の「天皇賞春」、考察も(3)まで来ました。
昨日のブログで記載しました位置取り表から掴んで戴けましたでしょうか。
高速決着した時の「位置取り」の大切さを。
(昨日のブログは左リンクからお読みいただけます)
優勝馬「ディープインパクト」レコードが出た06年から、07年3.14.1、12年3.13.8、13年3.14.2
の4年間をピックアップしてください。
読者皆様のために再掲載しておきますと。
年馬場状態・コース・勝ちタイム・コーナー位置(1・2・3着)・後ろは上がり3Fタイム・F平均(200M平均タイム)
13年良C 3.14.2 07-03-02(36.2)、09-06-02(36.4)、11-10-04(36.5) 12.138
12年良C 3.13.8 02-01-01(36.5)、07-07-05(34.0)、12-12-12(33.5) 12.119
07年良D 3.14.1 09-06-02(34.7)、07-06-04(34.6)、06-06-10(34.4) 12.131
06年良C 3.13.4 14-04-01(33.5)、05-04-02(33.7)、15-10-05(34.3) 12.088
この4年間が高速馬場での決着となっています。
優勝馬の位置取りを確認してください。4年間全てが4コーナーで1番手または2番手で通過していることが見て取れます。
すなわち馬場が速くなればなるほど、前に付けていなければ「戴冠」出来ないことが解ります。
2着馬は5番手まで、しかも優勝馬を上回る3Fタイムでなければ難しく、3着だけが後ろからでも突っ込んでいることになります。
今年の推理ヒントもこの辺りに潜んでいるように思われますがどうでしょう?
この「天皇賞春」を本気で狙っている陣営はすでに前走でその予行演習を済ませている陣営ではないでしょうか。
乗り替わりになる12「ウインバリアシオン」は前走中山日経賞で12--11--3、3F33.9(1位)、捲ってはいますが4コーナーでは3番手まで押し上げメンバー最速の上がりを記録しています。
同馬は同じく高速決着だった昨年、上がり3Fはメンバー最速33.5でしたが、位置取りが12--12--12と悪く、条件に合致していませんでした。
陣営はこれをしっかり勉強してきていることが窺がえます。かなり本気で獲りに来ていますね。
8「ゴールドシップ」は前走阪神大賞典で優勝したG1「宝塚記念」と同じように先行させています。
宝塚記念が4--3--4だったのが、今回は2--2--2、上がり3Fも当然メンバー最速34.5でした。
ただし8「ゴールドシップ」の場合、阪神では好成績を挙げられるのに、京都では結果が出ていません。乗り替わる「ウイリアムズ」騎手はともかく先行させて持たせてしまう剛腕。前走と同じような先行戦術なら当然圏内には必要となりそうです。
前走の休み明け5着で人気を落としそうな7「フェノーメノ」ですが、戦法は「先行」、「ウインバリアシオン」には0.5差をつけられましたが、58K対56Kだったことを加味すれば決して侮れない初戦だったと思われます。昨年が7--3--2の位置取り、日経賞が3--3--3、急坂のある中山で58Kは大きなハンデキャップだったのではないでしょうか。
デフェンディングチャンピオンとしては負けるわけにもいかず、人気が下がってくれることは他の陣営より気楽な立場で挑めそうで、面白い馬になりそうです。
同じく長距離自慢の18「デスペラード」は人気薄の馬に乗せれば必ず何かを仕掛けてくる「横山典」騎手と合わせて気になる存在です。
G2「京都記念」稍重馬場だったとはいえ、大本命「トーセンラー」を「トーセンラー」が庭としている京都競馬場で下した訳ですから、ここに入っても注意が必要な気がします。
優勝したG2「ステイヤーズS」が5--5--5の位置取り、前走G2「京都記念」が1--1--2、逃げて差し返したところに魅力を感じます。同じペースで走り切れるところが同馬の「売り」でしょう。
「バンデ」の出走が叶わなかった今回、前々での競馬も視野に入れる必要を感じます。
ネオユニヴァース産駒は0--0--0--3、全く歯が立っていませんが、母父馬は「トニービン」、高速決着した06年の「リンカーン」は父サンデーサイレンス、母父トニービン、騎手はそう横山典Jでしたね。
11「ラストインパクト」、ディープインパクト産駒は人気薄の馬の方が先着することが多いように感じます。昨年2着した「トーセンラー」は母父ミスプロ系Lycius、同馬は同じくミスプロ系ティンバーカントリー、母父は長距離戦で結果を残している馬が多いです。
絶好調の川田騎手が当然戦法も考えてきそうで、注意が要りそうです。小倉大賞典のように途中から先頭の競馬なら面白いのですが・・・・。
京都で前に付けて結果を残してきている馬では3「サトノノブレス」もそうですね。
前走G2「阪神大賞典」では2番人気に推されましたが1.6差4着、しかしG1「菊花賞」では7--6--4で2着、年明けG2「日経新春杯」では逃げて1着、こちらも京都なら前々でレースが出来そうです。
このほか15「アドマイヤラクティ」も前走G2「阪神大賞典」で5--5--3、2着と先行して結果を出していますし、10「フェイムゲーム」も前走長距離戦G3「ダイヤモンドS」では11--7--2、と4角2番手の競馬をしています。注意は要りそうです。
◎14「キズナ」の名前が出てきませんね。
名手武豊Jは今まで必ず予行演習を行っています。多分陣営のローテーションが決まった時点で声をかけられている筈ですから、前走の「大阪杯」の走法には疑問が残ります。
あの「ディープインパクト」でさえ前走のG2「阪神大賞典」では6--6--4--2、4角2番手の競馬を武豊騎手は経験させていました。
ところが今回G2「大阪杯」の競馬では8頭立てのレースで4角8番手、確かに素晴らしい末脚(3F33.9)でしたが、距離も2000M、シュミレーションとは言い難いレースだったと思っています。
実力が実力ですから、あっさり勝ってしまう可能性は否定しませんが、「何かが違う」気がしています。あるいはここが目標のレースではないのかもしれませんね。
距離も問題にされるところですが、SS系ディープインパクト×ND系Storm Catなら「ウインバリアシオン」と同じ血統系統SS系ハーツクライ×ND系Storm Bird、問題なさそうに思われます。
本日は昨日記載しました位置取り表から高速馬場になった場合のレースを抜き出し、その辺りの位置で競馬が出来そうな馬を探してみました。
例年に比べてメンバーが一段強くなっている気がしますが、すんなりとは行かないのがこの「天皇賞春」、1番人気が頼りにならない事も解る気がしますね。
最終、<有力馬・穴馬>は土曜日競馬終了後掲載予定しています。ご期待ください。
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