札幌記念 2014 考察(2)
2014「札幌記念」
G1馬が顔を揃える豪華なメンバーとなりました。
実力通りに収まれば相当「堅い」レースとなりそうですが、はたしてそうなるのでしょうか?
1・2番人気に推されそうな「ゴールドシップ」「ハープスター」は今秋の凱旋門賞が目標と聞きます。ならば仕上げは良くても7割辺りとなるのでしょう。
小回りコースの経験が全くない「ハープスター」は当然心配でしょうし、持ち時計の無い「ゴールドシップ」も宝塚記念のようにスローなスタートは切れそうにありません。
7割の仕上げで得意ではない条件の馬が1・2番人気に推される・・・・少しばかりきな臭い匂いが漂ってきます。
本日はまずは「ゴールドシップ」について考察しましょう。
昨年「トウケイヘイロー」が勝った「函館記念」、同じく同馬が勝った阪神芝2000M「鳴尾記念」、「ゴールドシップ」が勝った今年の「宝塚記念」、同馬が負けた昨年の「京都大賞典」のラップタイムを比較してみましょう。
◎13年 函館記念 1.58.6
12.2--11.0--11.7--11.8--12.1--12.1--12.0--12.0--11.6--12.1
◎13年 鳴尾記念 1.58.9
12.5--11.4--12.5--12.6--11.4--11.9--11.9--11.3--11.4--12.0
◎14年 宝塚記念 2.13.9 1着「ゴールドシップ」、逃げ馬「ヴィルシーナ」3着
12.9--11.6--11.9--13.2--12.8--12.1--12.0--11.8--11.7--11.8--12.1
◎13年 京都大賞典 2.22.9 1着「ヒットザターゲット」 「ゴールドシップ」0.3差5着
12.9--11.6--11.6--12.7--12.6--12.4--11.7--11.4--11.1--11.6--11.3--12.0
宝塚記念の2000M通過タイムは2.01.8、京都大賞典の2000M通過タイムは1.59.6でした。
「トウケイヘイロー」が勝った昨年の「函館記念」のラップタイムこそが小回り特有なラップタイムと思えます。
直線が短い為、始めの位置取りが激しくなります。当然結果として前半のラップタイムが速くなりますから、「ゴールドシップ」が優勝した「宝塚記念」とは全く異質なレースとなってしまいます。
「ゴールドシップ」は出遅れる癖もあり、前半をゆっくり出して先行とは行きそうにありません。
ならば「捲り勝負」が可能か?となれば、13年の「鳴尾記念」を見て解る通りこのラップタイムを捲る事など不可能に見えます。この時の「トウケイヘイロー」は2番手から勝負していました。
「京都大賞典」のラップタイムを捲る事は出来なかった訳ですから、「捲り」に構える事も危険な作戦に思えます。
あなたが横山典Jならどのような作戦を考えますか?
私が横山典Jなら・・・・・・スタート・・・・ドン尻から・・・・・・
ペースが緩む2コーナー過ぎ、バックストレッチから早めの追い上げでスピードを緩めず3角7番手、4角4・5番手の競馬しか勝つ方法は無い・・・・・・。
と思います。
「トウケイヘイロー」が完調ならその作戦でも疑問符が付きそうですが。
年毎の優勝馬各コーナー位置取りと上がりタイムを見ておきましょう。
12年 1.58.7 34.4 12--11--12--07
11年 2.00.4 34.5 03--04--03--02
10年 1.59.4 35.4 03--03--03--02
09年 2.00.7 35.8 05--04--03--03
08年 1.58.6 34.3 09--08--08--07
07年 2.00.1 34.8 01--01--01--01
06年 2.00.3 33.5 11--11--11--09
05年 2.01.1 35.9 10--09--11--08
04年 2.00.4 34.9 11--11--11--05
03年 2.00.3 33.7 08--08--08--03
一番安定しているのは先行して上がりをまとめるタイプの馬、に見えます。
「ハープスター」は安定して33秒台の脚を使っていますから3コーナー8番手辺りまで追い上げが可能なら差し切る可能性も出てきます。
しかし09年「ブエナビスタ」も10--12--12--08、上がり35.1でしたが同タイム2着が一杯でした。
この事からも直線一気の馬では相当信頼度が落ちる事が解ります。
展開面で先行馬・逃げ馬がやりあう展開なら直線届く、あるいは捲り切れる可能性も出てきますが、信頼できる逃げ馬が自分のペースで競馬をするならかなり難しいレースとなるように思われます。
今からレースが楽しみですね。
G1馬が顔を揃える豪華なメンバーとなりました。
実力通りに収まれば相当「堅い」レースとなりそうですが、はたしてそうなるのでしょうか?
1・2番人気に推されそうな「ゴールドシップ」「ハープスター」は今秋の凱旋門賞が目標と聞きます。ならば仕上げは良くても7割辺りとなるのでしょう。
小回りコースの経験が全くない「ハープスター」は当然心配でしょうし、持ち時計の無い「ゴールドシップ」も宝塚記念のようにスローなスタートは切れそうにありません。
7割の仕上げで得意ではない条件の馬が1・2番人気に推される・・・・少しばかりきな臭い匂いが漂ってきます。
本日はまずは「ゴールドシップ」について考察しましょう。
昨年「トウケイヘイロー」が勝った「函館記念」、同じく同馬が勝った阪神芝2000M「鳴尾記念」、「ゴールドシップ」が勝った今年の「宝塚記念」、同馬が負けた昨年の「京都大賞典」のラップタイムを比較してみましょう。
◎13年 函館記念 1.58.6
12.2--11.0--11.7--11.8--12.1--12.1--12.0--12.0--11.6--12.1
◎13年 鳴尾記念 1.58.9
12.5--11.4--12.5--12.6--11.4--11.9--11.9--11.3--11.4--12.0
◎14年 宝塚記念 2.13.9 1着「ゴールドシップ」、逃げ馬「ヴィルシーナ」3着
12.9--11.6--11.9--13.2--12.8--12.1--12.0--11.8--11.7--11.8--12.1
◎13年 京都大賞典 2.22.9 1着「ヒットザターゲット」 「ゴールドシップ」0.3差5着
12.9--11.6--11.6--12.7--12.6--12.4--11.7--11.4--11.1--11.6--11.3--12.0
宝塚記念の2000M通過タイムは2.01.8、京都大賞典の2000M通過タイムは1.59.6でした。
「トウケイヘイロー」が勝った昨年の「函館記念」のラップタイムこそが小回り特有なラップタイムと思えます。
直線が短い為、始めの位置取りが激しくなります。当然結果として前半のラップタイムが速くなりますから、「ゴールドシップ」が優勝した「宝塚記念」とは全く異質なレースとなってしまいます。
「ゴールドシップ」は出遅れる癖もあり、前半をゆっくり出して先行とは行きそうにありません。
ならば「捲り勝負」が可能か?となれば、13年の「鳴尾記念」を見て解る通りこのラップタイムを捲る事など不可能に見えます。この時の「トウケイヘイロー」は2番手から勝負していました。
「京都大賞典」のラップタイムを捲る事は出来なかった訳ですから、「捲り」に構える事も危険な作戦に思えます。
あなたが横山典Jならどのような作戦を考えますか?
私が横山典Jなら・・・・・・スタート・・・・ドン尻から・・・・・・
ペースが緩む2コーナー過ぎ、バックストレッチから早めの追い上げでスピードを緩めず3角7番手、4角4・5番手の競馬しか勝つ方法は無い・・・・・・。
と思います。
「トウケイヘイロー」が完調ならその作戦でも疑問符が付きそうですが。
年毎の優勝馬各コーナー位置取りと上がりタイムを見ておきましょう。
12年 1.58.7 34.4 12--11--12--07
11年 2.00.4 34.5 03--04--03--02
10年 1.59.4 35.4 03--03--03--02
09年 2.00.7 35.8 05--04--03--03
08年 1.58.6 34.3 09--08--08--07
07年 2.00.1 34.8 01--01--01--01
06年 2.00.3 33.5 11--11--11--09
05年 2.01.1 35.9 10--09--11--08
04年 2.00.4 34.9 11--11--11--05
03年 2.00.3 33.7 08--08--08--03
一番安定しているのは先行して上がりをまとめるタイプの馬、に見えます。
「ハープスター」は安定して33秒台の脚を使っていますから3コーナー8番手辺りまで追い上げが可能なら差し切る可能性も出てきます。
しかし09年「ブエナビスタ」も10--12--12--08、上がり35.1でしたが同タイム2着が一杯でした。
この事からも直線一気の馬では相当信頼度が落ちる事が解ります。
展開面で先行馬・逃げ馬がやりあう展開なら直線届く、あるいは捲り切れる可能性も出てきますが、信頼できる逃げ馬が自分のペースで競馬をするならかなり難しいレースとなるように思われます。
今からレースが楽しみですね。
いつも銀龍ブログをお読み頂きありがとうございます。
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