ステイヤーズS 2014 考察
2014「ステイヤーズS」
週末土曜日に芝G2戦が2レース行われます。
本日は新装中山競馬場で行われるG2「ステイヤーズS」を見ておきましょう。
毎年暮れに行われる芝3600M名物マラソンレース、今年も長距離自慢が顔を揃えそうです。
昨年の優勝馬「デスペラード」を始め4着馬「メイショウタマカゼ」、5着馬「クリールカイザー」、6着馬「フェデラルホール」、天皇賞春3着馬「ホッコーブレーヴ」等の登録が見られます。
今年はついに名前が見られなくなりましたが11歳馬で馬券になった「トウカイトリック」など、条件が合えば何度も同じ名前が馬券になるレース、今年はどうなのでしょう?
さっそく過去のレースから振り返っておきましょう。
年・単勝人気順・3連単配当・3連単人気順
13年 01--04--07 ¥29,950 (102/1716)
12年 08--04--02 ¥244,500 (727/2730)
11年 04--06--12 ¥410,950 (822/3360)
10年 05--02--03 ¥35,920 (119/2730)
09年 01--13--02 ¥59,510 (179/3360)
08年 06--01--11 ¥233,610 (644/3360)
07年 07--02--05 ¥582,350 (532/1716)
06年 01--02--04 ¥1,670 (2/1320)
05年 01--04--02 ¥3,070 (8/990)
04年 01--04--13 ¥181,880(379/2184)
10年間で1番人気は5--1--0--4、連勝率60%有りますから外すわけにはいかないようです。
一方の緑文字10番人気以下も4頭のみですが、配当面から見れば結構荒れているようにも見えます。
05年・06年は3連単でも2・8番人気、配当も千円台の下の方、07年・11年は58万・41万と高配当が出ています。
人気馬に馬券が集中する傾向が有りますので、信頼に応えきれるかどうかで大きく変わってくるレースと言えそうです。
◎<年齢>
3歳 2--2--0
4歳 1--4--2
5歳 3--2--3
6歳 2--1--1
7上 2--1--4
年齢による絞り込みはしない方が良さそうです。やはり長距離戦得意な馬なら年齢に関係なく走れそうです。
◎<脚質> 重要
逃げ 0--1--0
先行 5--5--2
差し 3--3--6
追込 0--1--0
捲り 2--0--2
やはり小回り中山コースらしい結果となっていますが、前走脚質では下記のようになっています。
◎<前走脚質>
逃げ 0--1--0--7
先行 0--2--1--21
差し 4--5--5--52
追込 6--3--4--31
前走で中団・後方に構えていた馬が、このレースでは積極策に出ています。つまり前に構えなければ結果に繋がらない事をどの騎手も知っていますので、こんな結果が残っているようです。
また逃げ馬のペースが遅いようだと2週目2コーナー過ぎから積極的に捲っていく馬が出現し、一気にペースが替わります。
◎<レースの特徴>
このレースが行われる中山芝コースは、内回りを2周します。
ゴール前坂下からのスタートとなりますから、中山の急坂を3回登る事になります。
コーナーは8回廻りますので、器用さが必要です。
スタミナ・パワー・器用さ・ペースの緩急に対応できると言うのが必要条件です。
結果これらを併せ持つ馬が「トウカイトリック」のように毎年馬券になるという事なのでしょう。
直近5年間の勝ちタイムとあがり3Fタイム、優勝馬の4角位置を見ておきます。
13年良 3.45.2 35.4 5番手
12年良 3.46.5 36.5 5番手
11年不 3.50.8 37.4 1番手
10年良 3.43.4 36.2 3番手
09年稍 3.51.3 34.2 4番手
上がり3Fの切れだけでは勝負になりません。
勝利の方程式は4コーナーで5番手以内に付けて、そこからバテずに坂を乗り切るパワーという事になりそうです。
◎<前走>
G2アルゼンチン共和国杯 8勝
G1菊花賞 1勝
G2京都大賞典 1勝
ほとんどの勝ち馬がG2アルゼンチン共和国杯を叩いてここに挑んでいます。
今年も登録馬20頭中8頭がこの組となりますから、やはり注目しなければいけないようです。
今年の有力処では、
◎「デスペラード」 6歳 SS系ネオユニヴァース産駒
昨年の同レース優勝、同じくG2京都記念を逃げ切り「トーセンラー」を押さえて優勝しています。
前走G2アルゼンチン共和国杯は7人気1.5差9着ですが、逃げの手に出ていますので、このレースが目標でしょう。心配は斤量が1K増量される事に尽きそうです。また昨年は474Kで出走、京都記念は492Kでしたが、前走は468Kでしたから、馬体重が<カギ>となりそうです。
マイナス体重で出走なら<黙って消し>も有りでしょう。
◎「クリールカイザー」 5歳 ND系キングヘイロー産駒
昨年は同レース1.0差5着でしたが、今年に入ってからの安定感はメンバー随一、前走G2アルゼンチン共和国杯も4人気0.4差2着しています。元々前で勝負のタイプですから当然ここでも先行策でしょう。吉田豊Jが完全に手の内に入れている気がします。血統的にも母父サッカーボーイは魅力ですね。
◎「ホッコーブレーヴ」 6歳 SS系マーベラスサンデー産駒
前走G2アルゼンチン共和国杯では1番人気に推されましたが2.1差14着と大敗しました。春の天皇賞3着、冬の中山G2日経賞0.3差2着からも、ここでは実力優位に見えます。
中山コース得意な田辺Jが乗るなら尚更怖い存在ですね。調子が戻っていればですが・・・。
この3頭がまずは<超有力馬>として名前が上がりそうですが、その他も
◎「ファタモルガーナ」 6歳セン馬 SS系ディープインパクト産駒
12年同レース2着、直近アイルランドT4着、新潟記念3着と調子は良さそうです。
長距離は<セン馬>とも言いますからね・・・・。
◎「フェデラルホール」 5歳 SS系ステイゴールド産駒
昨年同レース先行6着、前走1000万クラスですが東京2400Mを逃げ切りと調子を上げています。
◎「スカイディグニティ」 5歳 ロベルト系ブライアンズタイム産駒
12年菊花賞を「ゴールドシップ」の2着しています。血統からもいかにも長距離が向きそうで、どこまで調子が上がってくるかによりそうです。
◎「スズカデヴィアス」 3歳 ミスプロ系キングカメハメハ産駒
キングカメハメハ産駒は「ケイアイドウソジン」が12年に挑戦して13着と敗れていますが、この1頭のみ、その後同馬は障害戦に転戦してOP馬となっていますから、距離がどうかは未知数でしょう。3歳馬54Kは斤量的に有利ですから、自身の競馬が出来れば面白そうです。
◎「メイショウタマカゼ」 5歳 SS系ダイワメジャー産駒
1600万を勝ち上がれません。昨年同レース0.9差4着していますから、この距離の適性は有りそうです。近走の成績がパッとしませんから人気にはならないでしょう。3着辺りにでも突っ込んでくれれば配当的にも面白そうですが・・・。
秋競馬を使わなかった開幕週の中山芝コースですから、どのような状態なのかは解りません。
洋芝の混合率、葉長の長さ、雨の有無などにより相当適性が替わります。
しかもこのレースは開幕日の土曜に行われますので、当日の朝から芝コースのレースはじっくり観察する必要が有りそうです。
最終<有力馬・穴馬>は金曜日または土曜日午前中に掲載予定です。
中山コースは癖が有るだけに、逆に考えればそこが狙い目になります。頑張りましょう!
週末土曜日に芝G2戦が2レース行われます。
本日は新装中山競馬場で行われるG2「ステイヤーズS」を見ておきましょう。
毎年暮れに行われる芝3600M名物マラソンレース、今年も長距離自慢が顔を揃えそうです。
昨年の優勝馬「デスペラード」を始め4着馬「メイショウタマカゼ」、5着馬「クリールカイザー」、6着馬「フェデラルホール」、天皇賞春3着馬「ホッコーブレーヴ」等の登録が見られます。
今年はついに名前が見られなくなりましたが11歳馬で馬券になった「トウカイトリック」など、条件が合えば何度も同じ名前が馬券になるレース、今年はどうなのでしょう?
さっそく過去のレースから振り返っておきましょう。
年・単勝人気順・3連単配当・3連単人気順
13年 01--04--07 ¥29,950 (102/1716)
12年 08--04--02 ¥244,500 (727/2730)
11年 04--06--12 ¥410,950 (822/3360)
10年 05--02--03 ¥35,920 (119/2730)
09年 01--13--02 ¥59,510 (179/3360)
08年 06--01--11 ¥233,610 (644/3360)
07年 07--02--05 ¥582,350 (532/1716)
06年 01--02--04 ¥1,670 (2/1320)
05年 01--04--02 ¥3,070 (8/990)
04年 01--04--13 ¥181,880(379/2184)
10年間で1番人気は5--1--0--4、連勝率60%有りますから外すわけにはいかないようです。
一方の緑文字10番人気以下も4頭のみですが、配当面から見れば結構荒れているようにも見えます。
05年・06年は3連単でも2・8番人気、配当も千円台の下の方、07年・11年は58万・41万と高配当が出ています。
人気馬に馬券が集中する傾向が有りますので、信頼に応えきれるかどうかで大きく変わってくるレースと言えそうです。
◎<年齢>
3歳 2--2--0
4歳 1--4--2
5歳 3--2--3
6歳 2--1--1
7上 2--1--4
年齢による絞り込みはしない方が良さそうです。やはり長距離戦得意な馬なら年齢に関係なく走れそうです。
◎<脚質> 重要
逃げ 0--1--0
先行 5--5--2
差し 3--3--6
追込 0--1--0
捲り 2--0--2
やはり小回り中山コースらしい結果となっていますが、前走脚質では下記のようになっています。
◎<前走脚質>
逃げ 0--1--0--7
先行 0--2--1--21
差し 4--5--5--52
追込 6--3--4--31
前走で中団・後方に構えていた馬が、このレースでは積極策に出ています。つまり前に構えなければ結果に繋がらない事をどの騎手も知っていますので、こんな結果が残っているようです。
また逃げ馬のペースが遅いようだと2週目2コーナー過ぎから積極的に捲っていく馬が出現し、一気にペースが替わります。
◎<レースの特徴>
このレースが行われる中山芝コースは、内回りを2周します。
ゴール前坂下からのスタートとなりますから、中山の急坂を3回登る事になります。
コーナーは8回廻りますので、器用さが必要です。
スタミナ・パワー・器用さ・ペースの緩急に対応できると言うのが必要条件です。
結果これらを併せ持つ馬が「トウカイトリック」のように毎年馬券になるという事なのでしょう。
直近5年間の勝ちタイムとあがり3Fタイム、優勝馬の4角位置を見ておきます。
13年良 3.45.2 35.4 5番手
12年良 3.46.5 36.5 5番手
11年不 3.50.8 37.4 1番手
10年良 3.43.4 36.2 3番手
09年稍 3.51.3 34.2 4番手
上がり3Fの切れだけでは勝負になりません。
勝利の方程式は4コーナーで5番手以内に付けて、そこからバテずに坂を乗り切るパワーという事になりそうです。
◎<前走>
G2アルゼンチン共和国杯 8勝
G1菊花賞 1勝
G2京都大賞典 1勝
ほとんどの勝ち馬がG2アルゼンチン共和国杯を叩いてここに挑んでいます。
今年も登録馬20頭中8頭がこの組となりますから、やはり注目しなければいけないようです。
今年の有力処では、
◎「デスペラード」 6歳 SS系ネオユニヴァース産駒
昨年の同レース優勝、同じくG2京都記念を逃げ切り「トーセンラー」を押さえて優勝しています。
前走G2アルゼンチン共和国杯は7人気1.5差9着ですが、逃げの手に出ていますので、このレースが目標でしょう。心配は斤量が1K増量される事に尽きそうです。また昨年は474Kで出走、京都記念は492Kでしたが、前走は468Kでしたから、馬体重が<カギ>となりそうです。
マイナス体重で出走なら<黙って消し>も有りでしょう。
◎「クリールカイザー」 5歳 ND系キングヘイロー産駒
昨年は同レース1.0差5着でしたが、今年に入ってからの安定感はメンバー随一、前走G2アルゼンチン共和国杯も4人気0.4差2着しています。元々前で勝負のタイプですから当然ここでも先行策でしょう。吉田豊Jが完全に手の内に入れている気がします。血統的にも母父サッカーボーイは魅力ですね。
◎「ホッコーブレーヴ」 6歳 SS系マーベラスサンデー産駒
前走G2アルゼンチン共和国杯では1番人気に推されましたが2.1差14着と大敗しました。春の天皇賞3着、冬の中山G2日経賞0.3差2着からも、ここでは実力優位に見えます。
中山コース得意な田辺Jが乗るなら尚更怖い存在ですね。調子が戻っていればですが・・・。
この3頭がまずは<超有力馬>として名前が上がりそうですが、その他も
◎「ファタモルガーナ」 6歳セン馬 SS系ディープインパクト産駒
12年同レース2着、直近アイルランドT4着、新潟記念3着と調子は良さそうです。
長距離は<セン馬>とも言いますからね・・・・。
◎「フェデラルホール」 5歳 SS系ステイゴールド産駒
昨年同レース先行6着、前走1000万クラスですが東京2400Mを逃げ切りと調子を上げています。
◎「スカイディグニティ」 5歳 ロベルト系ブライアンズタイム産駒
12年菊花賞を「ゴールドシップ」の2着しています。血統からもいかにも長距離が向きそうで、どこまで調子が上がってくるかによりそうです。
◎「スズカデヴィアス」 3歳 ミスプロ系キングカメハメハ産駒
キングカメハメハ産駒は「ケイアイドウソジン」が12年に挑戦して13着と敗れていますが、この1頭のみ、その後同馬は障害戦に転戦してOP馬となっていますから、距離がどうかは未知数でしょう。3歳馬54Kは斤量的に有利ですから、自身の競馬が出来れば面白そうです。
◎「メイショウタマカゼ」 5歳 SS系ダイワメジャー産駒
1600万を勝ち上がれません。昨年同レース0.9差4着していますから、この距離の適性は有りそうです。近走の成績がパッとしませんから人気にはならないでしょう。3着辺りにでも突っ込んでくれれば配当的にも面白そうですが・・・。
秋競馬を使わなかった開幕週の中山芝コースですから、どのような状態なのかは解りません。
洋芝の混合率、葉長の長さ、雨の有無などにより相当適性が替わります。
しかもこのレースは開幕日の土曜に行われますので、当日の朝から芝コースのレースはじっくり観察する必要が有りそうです。
最終<有力馬・穴馬>は金曜日または土曜日午前中に掲載予定です。
中山コースは癖が有るだけに、逆に考えればそこが狙い目になります。頑張りましょう!
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