マイルCS 2014 考察(3)
2014「マイルCS」
G1戦の割には案外平凡なタイムとなっていた事を昨日は確認出来ました。
昨日のタイムからは3番手~7番手辺りで競馬が出来、33秒台の末脚を使えれば「優勝」に近いと見えました。
今年の登録馬を見れば、その辺りのタイム、末脚はどの馬でも使えそうに見えます。
ならば<混戦>なのでしょうか?
しっかりした逃げ馬がいますので、かなりハッキリしたペースになると思われますが、先週の競馬を見ると外からの差しが届きにくい印象でした。
そうなれば<枠番・馬番>が重要になってきます。
また逃げ馬がどの枠に入るかも重要になりそうで、「ミッキーアイル」はゲートが悪い時が有るだけに心配にもなってきます。
枠番発表を待ってもう少し検討を進める予定ですが、本日は有力馬と思われる馬を見ておきましょう。
◎「トーセンラー」 6歳 SS系ディープインパクト産駒
京都芝コースなら距離に関係なく走ります。3200M・3000Mからマイル戦まで全て結果を残しています。
この馬の特徴としては「坂」の下りを利してスパートする事が特に上手く、最後の直線でもそのスピードを持続させることが出来ます。
他の競馬場ではそのような下り坂が有りませんから、<京都専用馬>と見ても良さそうに思えます。
SS系ディープインパクト産駒の成績は1--0--2--9、唯一の優勝が昨年の同馬ですから、条件は最適なのでしょう。
昨年は逃げ馬「コパノリチャード」がペースを作りましたが、今年は「ミッキーアイル」が作ります。どちらの逃げ馬が強いのか?は解りませんが、直線の粘り腰は「ミッキーアイル」の方が有りように思います。はたしてゴール前差し切れるのかどうか?面白そうです。
◎「ミッキーアイル」 3歳 SS系ディープインパクト産駒
2歳未勝利戦でとてつもないタイムを叩き出した時から注目度は高い馬でした。
その後も中山2歳500万クラスを好走し「幻の朝日杯2歳S」馬とも呼ばれていました。
その後も順調に勝ち進みG1「NHKマイル」を優勝しましたが、安田記念はゲートが悪く、それでも無理に逃げたため、折からの不良馬場で直線では完全に失速16着となりました。
休養を挟んで挑んだG2スワンSでもゲートが悪く、逃げられるのか?と心配しましたが、他の馬が譲ってくれるようなレースとなった為、逆に楽な逃げが打てました。結果は勿論楽勝とまでは行きませんでしたが、凡走はしませんでした。
今回の心配点は、まず「ゲート」、確かに二の脚は速いのですが、G1スプリンターズSを使ってくるような馬も出走しますから、ここは注意ですね。
2着に負けた新馬戦は2番手で競馬をしました。その後全て戦法は<逃げ>、G1戦で逃げられなかった時は厳しいでしょう。
◎「ワールドエース」 5歳 SS系ディープインパクト産駒
忘れられないのは今春京都G2マイラーズCでの1.31.4(R)での走りです。
G1皐月賞2番人気2着、日本ダービーでは1番人気に推されました。(4着)
そこから長い休養を挟んで東京OP白富士Sを使い挑んだG2マイラーズCで素晴らしい脚を見せました。
その後不良馬場のG1安田記念5着、秋初戦のG2毎日王冠がまさかの13着と崩れました。
外枠でダッシュが付かなかった事は確かですが、末脚3Fは33.5(メンバー中5位)でしたからそう心配するほどでは無さそうです。G2マイラーズC時が4番手から33.2で上がっていますから自身の脚は使えたようです。復活すれば怖そうですね。
◎「フィエロ」 5歳 SS系ディープインパクト産駒
前走 G2スワンS 0.1差3着、G2マイラーズC 0.2差2着からもマイル適性、京都芝適性が窺がわれます。
前走の上がり3F33.2はメンバー中1位、距離が延びてその末脚が脅威となってきそうです。位置取りが問題となりそうで、上手く内枠でも引くようなら、この秋の流行<初G1優勝>も夢では無さそうです。
坂のある阪神、冬場の重馬場競馬でもOP戦1着しているように、パワーも感じさせます。
ここまで全てがSS系ディープインパクト産駒です。マイルCSの成績は1--0--2--9、優秀な成績ですが優勝馬は昨年の「トーセンラー」のみ、一矢報いる血統はいないでしょうか?
◎「グランプリボス」 6歳 ナスルーラ系サクラバクシンオー産駒
前走 G1スプリンターズS 0.1差4着、G1 2勝、G2 3勝の実力馬ですから無視できません。
時計が掛っての気がしますが、同レース13年9着、12年2着、11年13着、1200Mからマイル戦までなら距離を問題としません。今年も不良馬場の安田記念2着しているように、他馬がもがき苦しんでいるときに「スイスイ」と差してきた脚は見応えがありました。三浦J初G1と思えたのですが・・・・。
時計勝負になった時には苦しいと思いますが、バテ合いレースのような展開になった時には十分出番が有りそうです。
◎「クラレント」 5歳 SS系ダンスインザダーク産駒
前走 新潟G3オータムハンデ 58K優勝、2走前G3関屋記念も優勝、G2 1勝、G3 5勝していますので、そろそろG1に手が届きそうな処まで来ていそうです。
マイル戦は得意ですが、左回り5勝に対して右回り2勝を見ても、理想は左回りとなるのでしょう。ただしこの馬の戦法は<先行>、ここはお勧めしたいところです。
直近2走の上がり3Fタイムは33.3(2番手)、33.8(5番手)からのものですから、逃げ馬直付けかどうかは解りませんが、卓上の計算では差し切れる事になりますね。
SS系ダンスインザダーク産駒成績は0--1--0--10、10年最後方に近い位置から「ダノンヨーヨー」が2着しています。脚質は違いますが、全くダメと決めつける訳には行かないようです。
血統系統からは
SS系 7--5--5--62
ND系 2--2--1--33
ナスルーラ系 1--1--1--16
となっていますので、ND系の馬にも注意が要りそうです。
◎「サンレイレーザー」 5歳 ND系ラスカルスズカ産駒
前走G2毎日王冠2着、まさかの逃げを打って2着に粘り込みました。
前目に行ける脚もありますから面白そうな存在です。
◎「ロゴタイプ」 4歳 ND系ローエングリン産駒
皐月賞馬の復活が待たれるところですが、京都芝向きなイメージが湧きません。
中山巧者ですから広く長い直線でどうでしょう?4歳馬代表として頑張って欲しい気はしますが。
最終<有力馬・穴馬>は土曜日競馬終了後掲載予定しています。お楽しみに!
G1戦の割には案外平凡なタイムとなっていた事を昨日は確認出来ました。
昨日のタイムからは3番手~7番手辺りで競馬が出来、33秒台の末脚を使えれば「優勝」に近いと見えました。
今年の登録馬を見れば、その辺りのタイム、末脚はどの馬でも使えそうに見えます。
ならば<混戦>なのでしょうか?
しっかりした逃げ馬がいますので、かなりハッキリしたペースになると思われますが、先週の競馬を見ると外からの差しが届きにくい印象でした。
そうなれば<枠番・馬番>が重要になってきます。
また逃げ馬がどの枠に入るかも重要になりそうで、「ミッキーアイル」はゲートが悪い時が有るだけに心配にもなってきます。
枠番発表を待ってもう少し検討を進める予定ですが、本日は有力馬と思われる馬を見ておきましょう。
◎「トーセンラー」 6歳 SS系ディープインパクト産駒
京都芝コースなら距離に関係なく走ります。3200M・3000Mからマイル戦まで全て結果を残しています。
この馬の特徴としては「坂」の下りを利してスパートする事が特に上手く、最後の直線でもそのスピードを持続させることが出来ます。
他の競馬場ではそのような下り坂が有りませんから、<京都専用馬>と見ても良さそうに思えます。
SS系ディープインパクト産駒の成績は1--0--2--9、唯一の優勝が昨年の同馬ですから、条件は最適なのでしょう。
昨年は逃げ馬「コパノリチャード」がペースを作りましたが、今年は「ミッキーアイル」が作ります。どちらの逃げ馬が強いのか?は解りませんが、直線の粘り腰は「ミッキーアイル」の方が有りように思います。はたしてゴール前差し切れるのかどうか?面白そうです。
◎「ミッキーアイル」 3歳 SS系ディープインパクト産駒
2歳未勝利戦でとてつもないタイムを叩き出した時から注目度は高い馬でした。
その後も中山2歳500万クラスを好走し「幻の朝日杯2歳S」馬とも呼ばれていました。
その後も順調に勝ち進みG1「NHKマイル」を優勝しましたが、安田記念はゲートが悪く、それでも無理に逃げたため、折からの不良馬場で直線では完全に失速16着となりました。
休養を挟んで挑んだG2スワンSでもゲートが悪く、逃げられるのか?と心配しましたが、他の馬が譲ってくれるようなレースとなった為、逆に楽な逃げが打てました。結果は勿論楽勝とまでは行きませんでしたが、凡走はしませんでした。
今回の心配点は、まず「ゲート」、確かに二の脚は速いのですが、G1スプリンターズSを使ってくるような馬も出走しますから、ここは注意ですね。
2着に負けた新馬戦は2番手で競馬をしました。その後全て戦法は<逃げ>、G1戦で逃げられなかった時は厳しいでしょう。
◎「ワールドエース」 5歳 SS系ディープインパクト産駒
忘れられないのは今春京都G2マイラーズCでの1.31.4(R)での走りです。
G1皐月賞2番人気2着、日本ダービーでは1番人気に推されました。(4着)
そこから長い休養を挟んで東京OP白富士Sを使い挑んだG2マイラーズCで素晴らしい脚を見せました。
その後不良馬場のG1安田記念5着、秋初戦のG2毎日王冠がまさかの13着と崩れました。
外枠でダッシュが付かなかった事は確かですが、末脚3Fは33.5(メンバー中5位)でしたからそう心配するほどでは無さそうです。G2マイラーズC時が4番手から33.2で上がっていますから自身の脚は使えたようです。復活すれば怖そうですね。
◎「フィエロ」 5歳 SS系ディープインパクト産駒
前走 G2スワンS 0.1差3着、G2マイラーズC 0.2差2着からもマイル適性、京都芝適性が窺がわれます。
前走の上がり3F33.2はメンバー中1位、距離が延びてその末脚が脅威となってきそうです。位置取りが問題となりそうで、上手く内枠でも引くようなら、この秋の流行<初G1優勝>も夢では無さそうです。
坂のある阪神、冬場の重馬場競馬でもOP戦1着しているように、パワーも感じさせます。
ここまで全てがSS系ディープインパクト産駒です。マイルCSの成績は1--0--2--9、優秀な成績ですが優勝馬は昨年の「トーセンラー」のみ、一矢報いる血統はいないでしょうか?
◎「グランプリボス」 6歳 ナスルーラ系サクラバクシンオー産駒
前走 G1スプリンターズS 0.1差4着、G1 2勝、G2 3勝の実力馬ですから無視できません。
時計が掛っての気がしますが、同レース13年9着、12年2着、11年13着、1200Mからマイル戦までなら距離を問題としません。今年も不良馬場の安田記念2着しているように、他馬がもがき苦しんでいるときに「スイスイ」と差してきた脚は見応えがありました。三浦J初G1と思えたのですが・・・・。
時計勝負になった時には苦しいと思いますが、バテ合いレースのような展開になった時には十分出番が有りそうです。
◎「クラレント」 5歳 SS系ダンスインザダーク産駒
前走 新潟G3オータムハンデ 58K優勝、2走前G3関屋記念も優勝、G2 1勝、G3 5勝していますので、そろそろG1に手が届きそうな処まで来ていそうです。
マイル戦は得意ですが、左回り5勝に対して右回り2勝を見ても、理想は左回りとなるのでしょう。ただしこの馬の戦法は<先行>、ここはお勧めしたいところです。
直近2走の上がり3Fタイムは33.3(2番手)、33.8(5番手)からのものですから、逃げ馬直付けかどうかは解りませんが、卓上の計算では差し切れる事になりますね。
SS系ダンスインザダーク産駒成績は0--1--0--10、10年最後方に近い位置から「ダノンヨーヨー」が2着しています。脚質は違いますが、全くダメと決めつける訳には行かないようです。
血統系統からは
SS系 7--5--5--62
ND系 2--2--1--33
ナスルーラ系 1--1--1--16
となっていますので、ND系の馬にも注意が要りそうです。
◎「サンレイレーザー」 5歳 ND系ラスカルスズカ産駒
前走G2毎日王冠2着、まさかの逃げを打って2着に粘り込みました。
前目に行ける脚もありますから面白そうな存在です。
◎「ロゴタイプ」 4歳 ND系ローエングリン産駒
皐月賞馬の復活が待たれるところですが、京都芝向きなイメージが湧きません。
中山巧者ですから広く長い直線でどうでしょう?4歳馬代表として頑張って欲しい気はしますが。
最終<有力馬・穴馬>は土曜日競馬終了後掲載予定しています。お楽しみに!
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